ところで皆さん! 先日の【10/3】って何の日だったか知ってます? え?登山の日? まあ、合ってるといえば合ってるのですが……残念ながらここでは少し違います! そう! ■10月3日(水)はSPALOのリリースから1周年でした!!! そう。大変めでたい日なんです、この日は! そして、SPALOユーザー・パートナーの皆さん、いつも本当にありがとうございます!!!! 皆さまのお陰で、1年間、走り続けることができました。 ちなみに、こちらが1年前のSPALOリリース発表文です。 LINEでExcelに入力ができる日本初の音声AIによるドキュメント作成サービス『SPALO(スパロ)』を提供開始 ~スマートフォンに入力した音声をAIが解析し、電子ドキュメントを自動作成~ (広報の声) 「懐かしい……そうか、そういえばまだこの頃はMJS広報にプレスを掲載していただいていたんだっけ……」 そうなんです。 余談ですが、SPALOが生まれた当初は、まだビズオーシャンには「広報」という職種が存在しておらず。 親会社の「(株)ミロク情報サービス」の広報の皆さまに代わりにご協力をお願いしていました。 ちなみに私が広報担当第1号をやらせていただいています。 ということで広報第1号らしくこの記念すべき日に相応しい企画を行いました! SPALOの生みの親である、 敏腕エンジニア・sukodai氏へのインタビューです!!! ついでに、この機会にさらっとsukodai氏の正体も明かしちゃいましょう! 【sukodai氏の正体】 株式会社 ビズオーシャン 執行役員 SPALO事業部長 小市 大輔 氏 【sukodai氏の経歴】 大手印刷会社、携帯電話会社などを経て、現職。 スマートフォンを使ってOfficeドキュメントを作成する手法を研究開発している中、Watsonを活用し、チャットBotと対話しながら、誰でも簡単に素早く作れるサービス「SPALO」を考案する。 【sukodai氏のことがよ~くわかるお勧め記事】 ・気が利くAIが選ばれる!成功するAIソリューションの共通点 では早速、インタビュー開始です!!!!
~サービスが生まれた経緯~ 『スマホでエクセルつくるサービス作ってみたんだけど、みんなどう?』という世の中への提案からすべては始まった
日本って、「働き方改革、働き方改革……」といっても、結局まだまだPCをベースにやりとりする時代で。
でも僕は、近い日に必ずPCではなく「スマホ」ですべての仕事ができる時代に変わる日がやってくると信じてるんだよね。
だからこそ、サービスをまず作ってみて、スマホで仕事が完結できるイノベーションがどれだけ世の中の役に立ちそうか、まずは周りの人の感想がほしかった。
つまり、「スマホでエクセルつくるサービス作ってみたんだけど、みんなどう?」 という世の中への提案からすべては始まったんだよね。
~サービスの最初の姿~
『SPALOの前身は、「休暇届」や「議事録」をつくってくれるキャラクター化されたチャットボットだった』
実際に形になったアイディアとはどのようなものだったんでしょうか?
「休暇届や議事録をつくって」と話しかけると、それをつくってくれるサービス、という感じだったんだよね。
一言で言うと、ドキュメント作成ボットをキャラクター化しました、という感じ。
思い返してみれば、1年半頃前、静かなオフィスの中で「ベリンダ、ベリンダ」という言葉がすごく目立っていた印象がありますね(笑)
そういえば、ある日急にビズオーシャンのチャットグループで「コンテスト入賞しました!」って写真が送られてきたことが頭から離れないんですけど、これこそが入賞したサービスの話ですか?
既存サービスの開発/運用をずっとやっていたから、新サービスの開発からは遠いところにいたのね。
でも、これをどうしても作りたいものだから、昼間の開いた時間や、帰宅後にこっそり作っていて。
で、試しにコンテストに応募してみたら、なんと入賞しちゃったという(笑)
つながりました~。ビズオーシャンのやりかたらしいなあ!
ほら、アイディアなんて、自由な発想・状況から生まれるでしょ?
こういう風に、個人の挑戦と新しい価値観を歓迎する環境があったからこそつくりたいものをつくれたし、
ビズオーシャンだからこそ実現できたんだろうなあと思っているよ。
結果的に賞もとれて、「このアイデアもしかしたら結構いけるかも」って自信もついたよね。
そして、この賞がきっかけでSPALO事業部ができたと。
でも、事業化した今の「SPALO」と当初のこのボットって、少しコンセプトが違う気がするんですが……。
このあたりってどのような転換があったのでしょうか?
~SPALOへの転換の道のり~
『”AIを組み込む”必要性から、じゃあ”音声”ってあったほうがいいよね、と気付いた』
確かにこの入賞をきっかけにSPALO事業部は生まれた。だけど、サービスを売るための「営業リソース」がなかったんだよね。
「誰がそれをどれだけ売れるの?」っていう。開発リソースだけじゃ事業化できんよね、と。
え、ではどのように対策とられたんですか?
ボット専門で売る営業派遣部隊とか当時いなかったですよね?
これが、ソフトバンクの主催する「AIクリエーション」というコンテストだったんだよね。
実は、ここの賞が「ソフトバンク法人営業部隊がサービスを販売してくれる」という。
まさに営業リソースの話。
これは応募するしかない!ってなったよね。
でもそのためには「Watson」を使うことが大条件だった。
これはもちろん、僕もAIの必要性は大きく感じていたし賛同していたんだけど、「AIをどう活用するの?」というのが次の課題だった。
この解決策が「自然文会話を汲み取って自動でドキュメントに落としこむ」という「音声」技術の掛け合わせ。
そう、”AIを組み込む”必要性から、じゃあ”音声”ってあったほうがいいよね、と気付いたんだ。
これがSPALOの始まりだったんだよね。
しかも入賞したら営業リソースも足りる。
これが事業化にいたるきっかけだったんですね!!
ところでsukodaiさん!
まだまだ聞きたいことが山ほどあるのですが、調整のために二回に分けさせていただきます!
ということで、次回!
事業化したSPALOの1年の振り返りと2周年目の抱負について、
【後半】回でも熱く語らせていただきます!
この1年、私では到底想像できないほど、山あり谷ありの日々だったかと思いますが……。
SPALO自体をここで初めて知ったよという読者の方もいらっしゃるので、1年を振り返っていただく前に、SPALOが生まれた経緯について教えていただけますか。